めっきり秋めいてまいりました。

コロナ緊急事態宣言も解除され、各地から秋の便りも聞かれ

少しは心が軽く明るくなったような・・・皆様はいかがお過ごしでしょうか?

なかたに歯科医院は年4回スタッフそれぞれ論題を持ち寄り勉強会をしています。

今回私は筋機能訓練についてお話させていただきました。

前回は舌の位置についてお知らせしましたよね💛

ここではお金を使わず真の健康体を得ることができるヒントをお知らせしようと思っています!

 

歯科医院に行って「筋機能訓練て何?」

って思いますよね・・・

ところがですね、一生“食を楽しむ”ためにとっても大切なことなのです!

今回はお子様についてお話しさせて頂きます~                                                                                                 

 

最近子供は硬いものを食べる機会がなく? 

嫌うので食べさせない?からか

子供の顎の大きさや大臼歯の萌出方向が変化して歯が生えるスペースが小さくなってきています。

乳歯列のお子様をお持ちのお父様、お母様!

それからおじいちゃんおばちゃんも必読です!

「お宅のお子様の乳歯は隙間あいていますか?」

「すきっ歯ですか?」

「いいえ!とってもきれいに隙間なんてなくきれいにならんでますわ!」

と誇らしげにおっしゃるお母さまとても危険です。

ちょっと専門的なお話ですが・・・難しくはないですよ・・・

6歳までに上顎前歯の生える顎成長のピークを迎えます。

大人の前歯は当然乳前歯より大きいでしょう?

前歯が生える顎のスペースが6歳までにほぼ決まるとなると・・・

乳歯の時隙間がないと・・・(下の写真のようになりますよね)

3歳から6歳までにしておかないといけないことがある事はおわかりですよね~!

前の永久歯(交換機が7歳くらい)が生えてきてからでは顎を大きくするのは少々遅いと言うことになります。

(長い人生から考えると遅くはないのですけどね。前回お話しした舌の位置もとても成長過程では歯列に大きな影響を与えます))

3歳半児健診などで最近はよくお勉強なさっている先生に当たった場合指摘され来院される患者様もおられます。

お子様の虫歯が減少したことは歯科業界、学校保健の努力の賜物と思っています。

しかし小学校の歯科健診に行かせて頂いても歯列・咬合0(正常)といえる学童はかなり少ないです。

そこで2018年より口腔機能発達不全症という診断名で15歳未満のお子様の機能訓練が保険で適応になりました。

悪い習慣による歯列不正、顎の変形は成長過程で予防できるお子様もいます。

各年齢別に悪習慣をとっていくことはとても大切です。(下の写真は指しゃぶりの悪習慣が原因です)

そして発育期に(3歳~6歳~12歳)適切に顎を大きくすること(床矯正)により本矯正しなくても良い症例もあります。

その後の本矯正が必要となったとしてもスムーズに治療できます。

独り言ですが・・・私37年の臨床経験から小学校6年くらいから高いお金を出して矯正した患者様を見せて頂くにあたり、その頃からでは人生100年時代に耐えうる咬合を人為的に確立させることはとても難しいことだと感じてきました。

矯正はあくまでも審美的に歯を並べるという目的だけではないのです。

私たちはしっかりと咬合して食物を摂取することで命を保っているのですから機能的な咬合を確立することが最も大切なのです。

「三つ子の魂100まで」とはよく言ったもので3歳乳歯列から年相応の筋機能訓練と虫歯予防で顎顔面機能的なお口を育んでいきませんか?

そして真の健康を育みませんか?

親子共々成長の過程で学んだ事ってすごく大切ですよね!

お食事の仕方、ご挨拶、立ち居振る舞い、表情、生活習慣、など、など、

それによって人間関係も良くなり自分の健康に対する意識も年齢とともにすごくクオリティが上がってくると思います💛

健康は決してお金では買えません。

賢くお金を使わずにすむように健康を育みましょう

最後まで読んで頂きありがとうございます。では、また💛💛💛